こんにちは、ボードゲーム好き夫婦のぺーさんとあすなんです。
6月頃から少しずつボードゲーム会への参加を再開するようになってきました。
ということで、毎月恒例の今月面白かったボドゲ記事第8弾です。
一応ボドゲ歴10年の旦那と8年の嫁で、二人合わせると250種類は遊んでるんですが…まだまだ奥が深いですね。
当然知ってるよ!という読者の方も多いと思いますが、
ボードゲームって1万種類以上あるようなので…
みなさんが次遊ぶボードゲームの参考になればいいなと思って書いています!
過去の記事はこちらにまとめてあります。
イスタンブール(BIGBOX)
プレイ人数:2~5人
インストにかかる時間:15分
プレイ時間:50分
ぺーさん的重めのゲームへの入り口、イスタンブールです。
2020年7月に2つの拡張とセットになったBIGBOXが発売されました。
ゲームの目的はシンプルで、コマを使ってマップを動き回り、一番早く宝石5つを集めた人の勝ちです。
このゲームの面白さは、コマの動かし方が独特なところです。
プレイヤーは親方コマと部下コマ×4を積み重ねたものを、1マスか2マス進めてアクションエリアに動かしていくのですが
アクションをするためには、部下をエリアに置き去りにするか、既に置き去りにしていた部下を回収する必要があります。
つまり、動き回るにつれて部下がどんどんいなくなっていくわけですが、部下を失った親方コマは、アクションをすることができず、1マスしか動けなくなってしまいます。部下を全員集合させられるアクションエリア(噴水)もありますが、「一番早く宝石を集めた人が勝ち」という中でのターンの浪費は避けたいところ。
また、商品を持てる上限数が決まっているため、「今この商品もらっても意味ないんだよな…」という場面で、部下を回収するためだけに商品をもらうエリアに行かざるを得ない状況が発生してしまいます。
そうしたターンの消費をいかに避けて効率よく進めていくか、ルート探索の面白さが特徴的です。
4×4の16アクションスペースの説明があるため、インストはやや長めになるかもしれませんが、やることは簡単。プレイ時間も1時間程度に収まります。シンプルながらしっかり考えさせられるため、重めのゲームをあまりやったことがない人への最初の一歩としておすすめしたい作品です。
本体は持っていたのですが、拡張を手に入れておらず、拡張2つ買うのとあんまり変わらないお値段だったのでBIGBOXを購入してしまいました笑
今のところ日本語版の拡張がないので、拡張が欲しかったらこのBIGBOXを手に入れるしかないという…(コーヒー拡張のギルドカードは日本語になっていてほしい)
コーヒー拡張は結構評価の高い拡張ですし、今回買って遊んでみてすごく楽しかったです。
そう考えると、これはかなりお買い得なセットです。最近までAmazonなどで本体が売り切れていたこともあって買い逃していた方もいるのではないかと思いますが、これを機に購入検討をオススメしたいです笑
※執筆時点(2020/8/9)では一部のサイトで価格が高騰したり売り切れたりしているようなので、買い逃しや高値購入にはご注意ください。
横浜紳商伝
プレイ人数:2~4人
インストにかかる時間:50分
プレイ時間:120分
日本の同人ゲーム発祥でありながら、世界でも評価を集めているゲームです。
マップ上にワーカーをばらまきながら、親方コマでアクションをしていきます。
ワーカーを事前にたくさん置いているエリアで親方がアクションをすると強い効果が得られます。
イスタンブールにインスピレーションを受けたゲームなのではないかと推察されます。
イスタンブールが2マスしか動けない・ワーカーがすぐ足りなくなることにより「今このアクションやってもあんまり意味がないんだけどな…」という葛藤を生じるのに対して、こちらは移動はしやすいものの「もう一人ワーカー配置してからこのアクション使いたかったんだけど、ほかのアクションはもっとワーカー貯めておきたいからな…」という葛藤のように感じます。
ゲームの終了条件は、誰かが建物を建てきったり、場に補充できるカードがなくなったりといった様々な条件のうち1つが達成されること。レースゲームです。
得点要素としては、セットコレクションとマジョリティ要素があり、終了条件を切ったプレイヤーが勝てるとも限らないのが、いつゲームを終わらせるか悩ましいところ。
セットコレクションは、商品を集めて達成する契約カードと、特殊能力を得られる技術カードに、米・英・仏・蘭・独の5か国のマークがあり、5種類集まると12点という感じ。
コルトエクスプレス
プレイ人数:2~6人
インストにかかる時間:10分
プレイ時間:45分
2015年ドイツボードゲーム大賞を受賞した作品で、インスタ映えしそうな立体的な列車の上でお宝争奪戦を繰り広げるパーティーゲームです。
バラエティ番組のボドゲであそぼ2ターン目でも取り上げられており、声優さんたちが賑やかに強盗ごっこをしているのが楽しめました。
せっかくなので2分ほどのルール紹介動画を引用しておきます。
【岡本信彦・堀江瞬出演】ボドゲであそぼ2ターンめ! 第10回:コルト・エクスプレス【ルール説明】
プレイヤーごとに特殊能力があり、今回あすなんが使った白は1ターン目のアクションカードを裏向きで他の人に知られずに出せる隠密キャラでした。
お宝を拾わずに逃げるアクションを選択したとき、裏向きで出せたおかげで、あすなんが移動しているのを知らない他プレイヤーが殴りかかってきたのを見事に回避しました。とばっちりでぺーさんが殴られておりました。
なお、最近リメイクとしてコルト・スーパー・エクスプレス が発売されましたが、リメイクの方は15分程度で手軽に遊べる内容だそうですが、列車ではなくカードになってしまっているので要注意(値段が全然違うので間違えないかもしれませんが)。
立体的な列車で楽しく遊びたい方は、コルト・エクスプレスの方だと覚えておきましょう!
ティカル(2016年版)
プレイ人数:2~4人
インストにかかる時間:20分
プレイ時間:60~90分
こちらもドイツゲーム大賞受賞作…ですが、歴代のゲーム大賞受賞作の中でも圧倒的な重さを誇るゲームです。当時は賞自体が存在しなかったのですが、今でいうとエキスパート賞くらいの重さ。
クラマー先生によるマジョリティ陣取りゲームです。先月取り上げたトーレスにも近いプレイ感です。
地形タイルが1ターンごとに配置されていく感じが、密林を探索している感じがしてすごくワクワクしました。
2016年のリメイク版ですが、コンポーネントがとても良い。
ずっしりとした重みのあるピラミッドのコンポーネントが魅力的です。
ティカルについてはポッドキャストでも語っているので、是非こちらも聞いてみてください!
https://stand.fm/episodes/603f761dea02753d4067f039
MAYA(タイル配置ゲーム)
プレイ人数:2~4人
インストにかかる時間:5分
プレイ時間:45分
タイルを配置していくシンプルなマジョリティ・陣取りゲームです。
プレイヤーが持つ山札は、4つの野菜×8枚という全員同じ構成。いつどの野菜を引けるのかは運ですが、全体の構成は把握できるので山札マネジメント要素の面白さもあります。
手番でできることは、①野菜タイルを配置する(同じ野菜なら一気に数枚繋げて出してもOK)か、②タイルを1枚裏向きで神殿の周りに伏せてタイルを3枚引く、の2つのうちどちらかだけ。
得点要素も野菜の点と寺院の陣取りの2通りです。
野菜点の方は、野菜タイルを配置したときに、出した野菜の数だけ点が入ります。そのとき、既に配置してある自分の同じ野菜に隣接するように置くことができれば、すでに置いてある野菜の分も点が入ります。例えば、じゃがいも2つのタイルに隣接するようにジャガイモ1つを配置すると、3点入るということです。
寺院の陣取りは、寺院の周りを囲み切った時点でその都度決算が発生し、寺院の周りを一番多くの野菜で囲んでいた人と、2位の人に点数が入ります。伏せカードにより寺院のエリア(都市エリア)が大きくなっているほど点がのび、5枚を囲むと30点入ります。
このゲームでは、タイルをどこにおいてもいいので、せっかく自分でタイルを伏せて大きく育てていた神殿を他人に横取りされることもありえます。
シンプルで古き良きユーロゲーム感がありながら、じつは2019年の作品でびっくりしました。
何か目新しさがあるゲームではありませんが、ちょっと時間が余っているときや、初心者におすすめしたいボドゲとしてかなり優秀なのではと思っています。
なお、今のところ国内で和訳付き輸入版が購入できるのはバネストさんだけのようです。
同じ名前のボードゲームが結構あるので探すのが少しややこしい…笑
流行してくれるといいな…
あまりネットに情報がないようなので写真付きでルールなどを説明した記事を書いてみました
マヤのルールとレビュー(タイル配置×陣取り×手札管理なボードゲーム)
エルドラドを探して
プレイ人数:2~4人
インストにかかる時間:10分
プレイ時間:60分
クニツィア先生によるレース×デッキ構築ゲーム!
ドミニオンをやったことがある方ならすぐピンとくるデッキ構築システムを使って密林を探索するためのカードを集めて、遥かエルドラドに向かって冒険していきます。
緑色の森林マスを移動するためのカードや、青色の川のマスに入るためのカードを購入し、移動に使います。3つ鉈やオールが表示されているマスには、移動力1のカード×3枚では入れず、移動力3のカードを購入して使わないといけません。
手札4枚を使って移動と買い物をしていくやりくりが悩ましい。
そして、他人のいるマスには移動できないので、デッキを強くすれば勝てるというわけではなく、狭い道などでは人につっかえて動けないターンも発生したりします。
黒い岩のマスは侵入不可なので、下の写真だと黄色のプレイヤーは青と白のプレイヤーが動いてくれないと、その場でとどまって動くのを待つか、大きく迂回するかになってしまいます。
説明書にはマップの組み合わせが6つ例示されています(初心者向け2つ、標準2つ、上級者向け2つ)。
初心者向けと標準をやりましたが、標準の方が途中から逆転(序盤にしゃがむプレイをした人が追い抜く)できる可能性が強くなっている印象で、ハラハラドキドキでした。
最近日本語版が出たところなので、あちこちで遊ばれる機会があって嬉しいです。
日本語版についてきたプロモカードもなかなか面白いので、輸入版で遊んだことがある人にもぜひ遊んでほしいです
(隣接する3コスト以上のマスに入れて他人と相乗りできる乱暴者カードが面白い)
今月もたくさん遊びました。来月も色々遊べますように…!
<過去のまとめ記事>
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