こんにちは。ボードゲーム好き夫婦の旦那の方、ぺーさんです。
寝ても覚めてもガイアのことばかり考えているぺーさんによる種族レビュー、今回は中編ということで、黄・橙・赤の3色6種族について書いていきます!
灰色、茶色の4種族について書いた前編はこちらです↓
ガイアプロジェクトの種族について感想や仮説を書いてみる(前編)
それでは中編、頑張っていきたいと思います!
ゼノ族
建物をばら撒き目指せ4同盟!
ゼノ族は初期配置で3鉱山置くことができるため、たくさんの宙域に進出できる種族です。
また、首府能力により同盟が組みやすいため、効率よく同盟を作って4同盟以上を目指しましょう。
第1ラウンドの動き
第1ラウンドの終了形は1研究所+1交易所+2鉱山か右学院+2鉱山のどちらかを目指すことが多いと思います。
ゼノ族は3鉱山スタートのため、1研究所+1交易所+2鉱山の形を作るのは難しくないでしょう。
できればあと2鉱山追加できれば文句なしですが、資源などの制約で難しいと思います。
また、3鉱山目は鉱石の収入がないため、3鉱山止まりになるくらいなら2鉱山で止めておきましょう。
右学院+2鉱山の形を目指す場合、鉱石が11必要になるため、事前に鉱石の調達方法を考えておく必要があります。
また、この形だとお金が収入で手に入らないため、2枚取れるタイルのうち1枚は4金タイルを取ることをお勧めします。
取りたいタイル
(基本)4金、首府強化
(上級)鉱山2点、鉱山3点、同盟3点、同盟5点
鉱山はばら撒ける種族なので、収入タイルはお金が優先になりそうです。もちろんタイルの位置等の展開次第では他の収入タイルを取るのも良いでしょう。
首府能力との組み合わせで首府+1交易所の同盟が作れるようになるため、首府強化タイルは是非とも取っておきたいところです。
上級タイルは鉱山系と同盟系が相性良いと思います。あれば積極的に狙っていきましょう。
上げたい研究トラック
ゼノ族は人工知能が最初から1段階上がっているので、人工知能は積極的に上げていきたいですね。QICアクションを狙っていきたいところですが、ガイア入植に使うのも良いでしょう。
鉱山をばら撒いていく種族なので、航法と惑星改造も上げていきたいところです。また、首府を開けてもパワー駒が増えないため、ガイア計画はそこまで向かないかも知れません。
ゼノ族はそこまで研究が進む種族ではないので、どの技術を先に上げるかは検討が必要でしょう。
狙いたい戦略
ゼノ族の戦略としては、とにかく様々なエリアに建物をたくさん建設することです。また、首府からQICが出るのと人工知能が得意なので、豊富な QICを使ってQICアクションもたくさん打ちたいところです。
得意なマジョリティとしては建物数、同盟建物、宙域になるかと思います。入植種類、ガイア入植数、衛星数も決して苦手ではないと思います。研究点がそこまで期待できない分、マジョリティではしっかり30点程度を狙いたいですね。
グリーン人
ガイアのことしか考えられません!
ガイア惑星にQICではなく鉱石で入植できる、ガイア惑星に入植するたびに2点と完全にガイアに特化した能力を持つ種族。それがグリーン人です。
デメリットは右学院を開けるまでQICが強制的に鉱石へと変換されてしまうことです。
見るからにガイア特化型種族ですが、果たしてどうなるでしょうか?
第1ラウンドの動き
基本的な第1ラウンドの終了形は1研究所+1交易所+2鉱山だと思いますが、右学院+1鉱山の形も奇襲戦術の一種としてアリなのではないかと思います。
右学院スタートの場合は第2ラウンドの収入がほとんど無くなるため、タイル2枚は収入系を取りましょう。
取りたいタイル
(基本)ガイア3点、4金
(上級)ガイア2点、鉱山3点、同盟3点
ガイア3点の基本タイルは前半戦のうちに押さえておきたいところです。ラウンド得点のガイア4点と噛み合うと、ガイア入植のたびに9点入る夢のラウンドが実現します!
グリーン人は首府を建てると同盟タイルがもらえるので、早目に上級タイルを手に入れることができます。この特性を活かして鉱山3点や同盟3点のタイルを取ればかなり良い働きをしてくれそうです。もちろん終盤にガイア2点が取れればかなりの点数になるのは言うまでもありません。
上げたい研究トラック
グリーン人は最初QICが手に入らないので、航法から上げていくのがセオリーとなります。まずは取り囲まれて開拓ができないという事態を避けるのが先決です。
航法の次はガイア計画を上げて行くパターンが多いでしょう。やはりグリーン人はいかにガイア惑星に入植するかが鍵となります。
惑星改造は2段階目以上には上げないことが多いと思いますが、取りたい上級タイルがある等の状況次第では惑星改造を上げて行くのもアリです。
グリーン人は研究が上がりにくい種族のため、どこを上げるにせよ上げる研究トラックは2〜3個に絞っておくことが重要です。
狙いたい戦略
基本的にはガイア特化です。航法とガイア計画を上げてどんどんガイアフォーミングしていき、ガイア入植関係の点数で素点を伸ばしていくのが目指す戦略になるでしょう。素点をガンガン伸ばして先行逃げ切りを目指すのがグリーン人の戦い方になりそうです。
マジョリティはガイアと建物数が得意かなと思います。入植種類が少し苦手そうですが、やり方次第で十分戦えます。
研究点が期待できない種族なので、マジョリティはしっかり取っておきたいですね。
ジオデン人
惑星改造の鬼!目指せ全種類入植!
ジオデン人はとにかく惑星改造を進めていく種族です。首府を早めに建てて惑星改造を進めることで、研究も進めていけます。
開拓も研究もどちらも対応できて強そうな種族ですが、果たしてどうなるでしょうか?
第1ラウンドの動き
第1ラウンドの終了形は首府+1交易所+2鉱山を目指すパターンが多いようです。まず首府を建てて、最初から首府能力を発揮しようとする作戦ですね。
オーソドックスな1研究所+1交易所+2鉱山の形も悪くはないと思いますが、首府能力が1〜2回分ほど無駄になることが多いため避けられる傾向にあるようです。
また、左学院+1鉱山の形もアリではないかと思います。研究系の能力を持っていることを活かすべく、知識収入を増やしに行く作戦です。学院スタートの場合は鉱石の調達方法が問題になりますが、ジオデン人の場合は最初から惑星改造1レベルの2鉱石を手にした状態でスタートのため、他の種族より学院を建てやすいです。
取りたいタイル
(基本)1鉱石+1パワー、1金+1知識
(上級)鉱山3点、入植種類1点
惑星改造を進めていく種族のため、鉱石はいくらあっても困りません。また、首府能力でもらえるのが3知識と中途半端なため、タイルで知識を補充しておくのも良い考えかと思います。
上級タイルで相性が良いのは鉱山3点と入植種類1点になりそうです。どちらも惑星改造するごとに点数が増えていくタイルなので、早目に取りに行きたいですね。
上げたい研究トラック
ジオデン人は惑星改造を上げるのが必須です。
その他の研究トラックでは科学を序盤に上げておくと首府能力との兼ね合いで研究が進みやすくなります。
また、航法をゴールまで上げると得られる暗黒惑星が入植種類の1つとして数えられるので、航法がゴールできそうならしておきたいです。
狙いたい戦略
首府能力を活かすためにも開拓を進めるためにも、惑星改造を早く3レベル以上に上げてどんどん入植していきましょう。入植種類のマジョリティやラウンド得点に惑星改造2点が出ていると嬉しいですね。
マジョリティは当然入植種類が得意です。その他はガイアが少し苦手かなという程度でどれも十分戦えます。
研究点は首府能力の影響もあって普通の種族より少し高めになる傾向があります。特に第1ラウンドで左学院を開ける研究プレイをした場合は研究点が40点くらいまで伸びることがあります。
ジオデン人はマジョリティも苦手ではないため、序盤の拡大が遅れても大丈夫そうな場合は左学院スタートも有力なのではないかと思います。
バル・タック人
ガイア民族っぽい見た目だが実は…?
バル・タック人はガイアフォーマーをQICに変えられる代わりに首府を建てるまで航法が上げられないという変わった特徴を持つ種族です。
ガイア計画が最初から1段階上がっているため、ガイア種族のように見えますが、惑星改造を上げるプレイも多くされる印象です。
第1ラウンドの動き
オーソドックスに1研究所+1交易所+2鉱山と行きたいところですが、航法が上げられないバル・タック人には第1ラウンドから2ヶ所開拓は厳しいかも知れません。
そういう時にオススメしたいのが左学院+1鉱山の形です。序盤から開拓できないならば開き直って引きこもってしまえ!作戦ですね。
取りたいタイル
(基本)1鉱石+1パワー、4金
(上級)研究所3点、入植種類1点
バル・タック人は鉱山をたくさんばら撒ける種族ではないので、タイルで資源を確保するのが良いでしょう。
上級タイルは何を狙うか難しいところですが、研究所で止まることが多いため、研究所3点が良い働きをすると思います。また、惑星改造を上げるパターンが多くなるため、入植種類1点を取るのも良いでしょう。
上げたい研究トラック
ガイア計画は上げておくとガイアフォームもQICへの変換もできるため、是非とも上げておきたいところです。また、隣接した惑星に入植するために惑星改造も上げるパターンが多いです。
また、航行距離を上げるためにQICを使うため、人工知能もよく上げられます。
航法は全く上げないケースが殆どです。航法を上げに行く戦術は強くないと言われていますが、一度試してみたい戦術でもあります。
狙いたい戦略
バル・タック人の特長は何と言ってもガイアフォーマーをQICに変換できることでしょう。この能力を最大限に活かすと毎ラウンド3QICが生み出されるので、これを利用してQICアクションを連打したいところです。惑星改造を積極的に行い、2QICアクションの得点を高めてから連打できると強いです。
マジョリティは盤面次第ですが、どのマジョリティでもそれなりに戦えると思います。強いて言うならばガイアが得意で衛星が苦手かなといった印象です。
研究点はそこまで稼げないです。首府を建てない代わりに研究所が多く建てられる印象ですが、研究レベル15段階くらいで研究点が30点弱といった感じになることが多いかと思います。
ハッシュ・ホラ人
お金が全て!見せよ資本主義の力!
ハッシュ・ホラ人はお金で全てを解決する種族です。首府を建てると鉱石・知識・QICがお金で買えるようになります。また、交易所を建てていなくても毎ラウンド3金収入があったり、最初から経済が1レベル上がっていたりとお金が入りやすい種族となっています。
これだけ見るとお金さえあれば何でもできる最強種族!?となりますが、使い方を間違えるとあっという間にお金が尽きてしまいます。ご利用は計画的に。
第1ラウンドの動き
第1ラウンドの終了形は1研究所+1交易所+2鉱山が良いでしょう。最初から首府能力を使えるように首府+1交易所+2鉱山を目指す手もありますが、個人的には首府は2〜3ラウンド目くらいに建てるので良いかなと思っています。
取りたいタイル
(基本)4金、1鉱石+1パワー
(上級)交易所4点、交易所3点、鉱山3点
やはりハッシュ・ホラ人は4金タイルを取っておきたいですね。首府が建っていれば毎ラウンド1QIC収入が追加されるのと同等なのは強いです。
また、3金で鉱石を買っているとあっという間にお金が尽きてしまうので、鉱石収入をタイルで補っておくのも大切です。
上級タイルはやはり交易所系のタイルが良い働きをすると思います。また、後半にお金の力で追い込みをかけるのであれば鉱山3点を取るのも良いかと思います。
上げたい研究トラック
ハッシュ・ホラ人ならば経済は優先的に上げておきたいところです。特に経済は1段階上げると鉱石収入が付いてくるので、第1ラウンドのうちに上げておきたいですね。
あと上げるとすれば航法と惑星改造でしょうか。惑星改造ではなくガイア計画でもよさそうです。
ハッシュ・ホラ人はそこまで研究レベルが上がらない種族なので、どこを上げるにしても計画性が必要です。
狙いたい戦略
基本的には経済を上げたり交易所をたくさん建てたりしてお金の力でガンガン拡大していくプレイを狙うことになると思います。ただし、3金を鉱石に換えるのはやり過ぎるとすぐに資金不足になるため、鉱石収入はちゃんと確保しましょう。
4金がQICに変換できるのはかなり強いです。このQICを使ってQICアクション連打を狙いましょう。
マジョリティは何でもある程度対応できるはずです。資源が豊富なので建物数と同盟建物数は得意ではないかと思います。逆に研究点は殆ど出ないと思って良いでしょう。大体20点前後くらいになるのではないかと思います。
そういった点を踏まえると、ハッシュ・ホラ人の戦略は経済力を活かしてどんどん拡大を進め、素点とマジョリティで点数を稼ぐ戦略になると思います。
ダー・シュワーム人
塊になって突き進む!最強種族の一角!
ダー・シュワーム人はかなり特殊な種族です。
初期配置は鉱山2つではなく首府1つで、同盟は1つの塊を大きくすることで増やしていくという特徴を持ちます。
巷では最強種族と目されているダー・シュワーム人ですが、果たしてどうなのでしょうか?
第1ラウンドの動き
目指したいのは首府+1交易所+2鉱山の形です。最初から首府が開いていてパワーはあるので、惑星改造はできるはずです。
3ヶ所開拓するのが難しそうならば、首府+1研究所+1鉱山の形でも良いでしょう。
いずれの形にしても第1ラウンドから同盟が作れるので、積極的に狙っていきましょう。
取りたいタイル
(基本)1鉱石+1パワー、4パワー、首府強化
(上級)同盟3点、同盟5点
鉱石収入は当分少ないため、タイルで補うと良いでしょう。また、パワーはかなり回るので、4パワータイルで加速させられると良いです。
首府強化は取っておくと5同盟が狙えるようになるかも知れません。
同盟はほぼ確実に4同盟以上、プラス惑星改造ゴールの同盟タイルも取れることが多いため、同盟系の上級タイルはどちらもかなり強いです。
上げたい研究トラック
毎ラウンドQIC収入があるのと、衛星にQICが必要なため人工知能を上げることが多いようです。
また、惑星改造とガイア計画では惑星改造の方がよく上げられます。但し、惑星の配置次第ではガイア計画を上げた方が良いこともあるため注意しましょう。
鉱石収入を補うために経済を上げるのも良いでしょう。
狙いたい戦略
ダー・シュワーム人はとにかく素点を取ること、特に同盟を4つ以上作りQICアクションも複数打つことを目標に動きたいです。
マジョリティは入植種類と同盟建物は得意ですが、他はイマイチといった印象です。研究レベルは15段階くらいで、研究点が大体30点前後くらいになる印象です。
以上を踏まえると、ダー・シュワーム人の戦略は素点をたくさん取ってマジョリティはそこそこ、研究点は30点前後をキープするといった戦略になりそうです。やはりQICがたくさん入るのと同盟が作りやすいは強いので、それを活かしたいですね。
さいごに
この投稿はあくまでガイアプロジェクト初心者のぺーさんが、それぞれの種族をプレイした印象や思いついた戦略について書いたものです。攻略法や必勝法の類ではないので、悪しからずご了承ください。
感想や意見等があればボードゲーム好き夫婦のTwitterアカウント(@pepepeboardgame)までお願いします。
あと東京〜千葉あたりで一緒にガイアプロジェクトを遊んでくださる方も募集しています!
↓最終回となる後編では青、白の2色4種族のレビューしました!よければ合わせてご覧ください。↓
ガイアプロジェクトの種族について感想や仮説を書いてみる(後編) -
↓茶色・灰色についてのレビュー記事はこちらです↓
ガイアプロジェクトの種族について感想や仮説を書いてみる(前編)
また、夫婦でガイアプロジェクト対戦をしている記録もつけています。