こんにちは、ボードゲーム好き夫婦のぺーさんとあすなんです。
6月は自粛ムードから少しずつボードゲーム会への参加をするようになってきました。
ということで、毎月恒例の今月面白かったボドゲ記事第7弾です。
一応ボドゲ歴10年の旦那と8年の嫁で、二人合わせると250種類は遊んでるんですが…まだまだ奥が深いですね。
当然知ってるよ!という読者の方も多いと思いますが、
ボードゲームって1万種類以上あるようなので…
みなさんが次遊ぶボードゲームの参考になればいいなと思って書いています!
過去の記事はこちらにまとめてあります。
トーレス
プレイ人数:2~4人
インストにかかる時間:15分
プレイ時間:60分
縦に積んでいく陣取りゲーム!2000年のドイツゲーム大賞です。
ニムトやアブルクセン、ティカルやエルグランデなど日本でも数々の名作が遊ばれているヴォルフガング・クラマー先生の作品で、このブログのまとめ記事でも最近はフォルム・ロマヌムやハチエンダを取り上げています。
クラマー先生大好きなので、このトーレスもずっと遊びたかったのですが、品切れになっていることが多く、ボドゲカフェでも見かけることが少なかったので、ボドゲーマに入荷されているのを見て即ポチりました。
さて、このトーレスは、うまくハマれば200点をたたき出せる、どんどん点が伸びて楽しい陣取りゲームです。
お城を建築していき、自分の色の騎士コマがいる城の広さ(マス目)が点になります。騎士コマが1階にあるときは1マス1点、2階にあるときは1マス2点…と騎士の位置も重要になっていきます。
お城自体には、誰の城、という発想はないので、他人が一生懸命たてたお城に相乗りもOK、協力して大きな城を目指してもOK
ただし、騎士コマの移動に制限があるため、陣取り的な奪い合い・邪魔し合いが発生します。
簡単なルールとしては以下の感じ
・自分のターンに実行できるアクションポイントが決まっていて、その範囲で何アクションか選択して実行していく。騎士の移動や建設や特殊カードを引くなど。
・1ラウンドは建築などのアクションフェーズと得点フェーズに分かれる。
・1ラウンドに建てられる建物の数が決まっている
・ラウンドごとにボーナス要素がある(王様コマのいる城の特定の階に自分の騎士コマがいるとボーナス点。王様コマはラウンド開始時に最下位の人が移動させる)
この、ラウンドごとに建てられる建物の数が決まっている、というところが面白さを増していて、バンバン建築していけばいいというわけではなくなってしまうのです。
騎士コマを上手に動かして、自分には点が入って、他人には点が入らないような場所に上手にお城を増やしていく必要があります。
また、騎士コマの移動は1マス1アクションポイント消費するので慎重にやらないといけないし、他人のコマを乗り越えることや自分がいるよりも2段高いところへの移動もできないので通行妨害もアリ。
…かと思えば、特殊な移動ができる特殊カードを発動することもできるので、カードをうまく使えば相手を出し抜く戦略を実現することもできます!!
多分、カードをうまく使うのが重要で、カード戦略に走ったあすなんが初プレイ200点越えで1位を獲得しました。
この前もハチエンダで200点越えの1位をたたき出したので、あすなんはクラマー先生と相性がいいのかもしれません。
バンバン点が入っていくゲームは、純粋にやっていて気持ちが良いですよね笑
古いドイツゲーム大賞ものは日本語版が販売されておらず、このトーレスも和訳付き輸入版が細々と流通しているくらい。和訳付き商品を見かけたらぜひ手に取ってみてください。
※Amazonだと和訳説明書がついてくるか不明。我が家はボドゲーマで購入しましたが品切れが多いです。
レヴィアス
プレイ人数:2~5人
インストにかかる時間:15分
プレイ時間:20〜30分
ボルカルスと比べて、ボードゲーム慣れしていない人のための怪獣シリーズ、というコンセプトのようです。
海の怪獣レヴィアス役が1人対その他人間チーム1〜4人の対戦型ゲームで、海の中から津波や船の捕食といった攻撃を仕掛けてくるレヴィアスに対して人間チームが機雷を使って追い込み漁作戦を行い、機雷でレヴィアスを行動不能にしたら人間の勝ちといったゲームです。
このゲームは2人と4人で遊びましたが、4人だと手札が2枚ですし、使いたいカードを他の人が持っているということもあるため、人数が増えるほど人間チームの各プレイヤーの選択肢が少なくて大変かなと思いました。戦略相談するとレヴィアスに聞こえてしまうし……
その点、2人だと人間側は手札3枚になるので次のターンの行動まで考えた一手をうちやすく、ガチガチの読み合いが楽しめました!
まるでバトルラインをやっているときのような真剣勝負の殴りあい…
2人で遊ぶゲームとしてかなりオススメ度高いです。
以下の記事でもっと詳しく取り上げているので、興味を持たれた方はこちらもぜひご覧ください。
国産ボードゲーム・レヴィアスの面白さについてボルカルスと比較しつつ考えてみました(2人プレイ推奨)
キュリオス
プレイ人数:2~5人
インストにかかる時間:3分
プレイ時間:15分
15分で出来る、ブラフと推理要素を兼ね備えた手軽なワーカープレイスメントゲームです。
宝石を集めていくのですが、宝石の価値が最後まで分からない状態で宝石を集めます。手がかりになるのは自分の手札と他人の行動だけ。
いったいどの宝石の価値が高いのか?ドキドキです。
ルールは簡単。
全ての色について1・3・5・7のカードが1枚ずつあり、そのうち、1枚が裏向きでセットされます。これが今回の宝石の価値です。
セットされた以外のカードは手札としてプレイヤーに配られます。つまり宝石の価値は自分に配られた数字以外の何かです。
自分の手札を1枚皆に公開することによってワーカーを1つ増やすことができるのも面白さを引き出しています。
15分でできるのに、ちゃんとワーカープレイスメント要素を満たしてるんです。これは初めてワーカープレイスメントを遊ぶ人への入門として圧倒的に良いですね。もうそれだけで買う価値があるレベル笑
基本的にワカプレは重いゲームが多いので、入門として推されるゲームでも1時間くらいの作品がザラにある中、キュリオスは本当に優秀だと思います。
なお、宣伝文句にはブラフと書いてありますが、「まあ、ブラフ要素もあるにはあるかな…」という程度でしょうか笑 読み合いがあるのは間違いないですがわざわざブラフをする余裕はあんまりないです。ブラフ苦手でも全然OKです
今月は2人プレイと4人プレイをやったのですが、
2人プレイだとプレイヤーの手札のほかに毎ラウンド公開される場のカードがあるので人の思惑以外で情報が公開され、4人プレイだと手札運が強くなりそうな気もします。
多分3人ベストだと思いますので、来月は3人プレイが出来ればいいな…
バラージ
プレイ人数:1~4人
インストにかかる時間:1時間
プレイ時間:120〜180分
2020年中に遊びたいボードゲームとして年始に宣言していたバラージ。
ダムを作り、上流から流れてくる水のコマを塞き止めたり奪い合ったりして発電していく陣取り&ワーカープレイスメントな重量級ゲームです。
マルコ・ポーロの作者による作品で、こちらも契約を履行することで資源や勝利点を得られます。
今回はなんと、バラージ初めてプレイする4人が集まり、誰もセオリーが分からない中で模索していくという貴重な経験をしました。そしてあまりに面白すぎたので、一週間後のボドゲ会でもまた卓が立つことになったのですが、同じ4人でプレイできるというさらに貴重な経験。公民館で開催されるオープンボードゲーム会ではほんとに珍しい機会に恵まれました。ありがたや。
ダムつくって発電と聞いたので拡大再生産なイメージを持っていましたが、水が限られた資源なのであんまり発電はできず、苦しい戦いを強いられます。マルコ・ポーロと同じにおいをかんじますね…
水は全然流れてこないし、ダムを建設したいのに建設にかかる資源を調達できないし、
建設アクションをしてホイールを回していかないと建設アクションタイルが戻ってこないので建てたい建物が建てられない。待ってても時間ではなにも解決してくれません。うまく資源をやりくりしないといけないのです。苦しい。
しかし、その苦しさが面白いのです。相手のダムに水が流れていくのを遮る陣取り的な戦略を巡らせるのも楽しいし、限られた資源・限られたワーカーをどう管理してうまく回していくか。
資源自体もホイールが一周したら戻ってくるのでツォルキン的なワーカーともいえるでしょう。
さらに、プレイヤーはそれぞれ特殊能力を持っているので、苦しさがある分「私の能力発動!みんなができないこんなお得な行動がとれるぜ!!」っていうのが楽しいです。ガイアプロジェクトみたいですね笑
なんと一か月の間に3回も遊びました。今月はなんといってもバラージな月でした。
クリプティッド
プレイ人数:3~5人
インストにかかる時間:5分
プレイ時間:30~50分
クリプティッドはボード上に1匹だけ潜んでいる未確認生命体をみんなで探していくゲームです。
それぞれのプレイヤーに断片的なヒントが与えられていて、お互いに質問することで盤面にヒントを増やしていきます。
最終的には全員のヒントが一致する場所を当てた人が勝者となるゲームです。
推理ゲームというと他の人の行動を記憶したりメモしたりするのが大事という印象がありますが、クリプティッドでは盤面上にヒントが全て置かれているので、記憶力に頼らなくても推理していけるのが好きなポイントです!
ウイングスパン 拡張
プレイ人数:1~4人
インストにかかる時間:拡張
プレイ時間:40~70分
鳥さんかわいい。可愛いは正義。
今回の拡張は、なんとこの2つ問題を解決してしまいました。それも、カラス以外にも強力なぶっ壊れカードを追加し、卵をたくさん産む戦略以外にも勝ち筋を用意するという方法で……笑
相変わらずカラスも産卵戦術も強いですが、鳥カードをたくさん獲得して特定の鳥カードの下にたくさん差し込む戦術で対抗したりすることも可能になっています。ペーさんは毎ラウンド最大3枚差し込める鳥さんの能力を最大限活用して12枚差し込みに成功しました笑
追加カードにややこしいルールがあるわけではないので、初めてウイングスパンを遊ぶ人とも拡張入りで遊んで問題ないと思います。
今月もたくさん遊びました。来月も色々遊べますように…!
<過去のまとめ記事>
定番の正体隠匿系ゲームやエッセン2019年の新作など
最近やって面白かったボードゲームまとめ(2019年12月版)
定番のブラフゲームや定番の重ゲー!
最近やって面白かったボードゲームまとめ(2019年11月版)
5分で終わるアクションゲームから、3時間級の重ゲーまで!
話題のボルカルスの感想も書いています。
最近やって面白かったボードゲームまとめ(2019年10月版)
ラミーキューブのような伝統ゲームから流行のウイングスパンまで♪
↓こんな記事も書いてます↓